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リースにも様々な種類があります。例えば、一般的に最もよく知られているのは、オペレーティング・リースやファイナンス・リースだと思います。またファイナンス・リースにも、所有権移転外ファイナンス・リースと所有権移転ファイナンス・リースがあります。
どのリース形態によるかで、会計処理が違い、また実際にどのような契約をするかで事務処理上の負担も違ってきます。
例えば、オペレーティング・リースは会計処理がかなり簡便になり、その簡便さがリース契約をするメリットの1つとも言われてます。
さて、ここではリース契約のなかでも、セール&リースバックについてお伝えします。
リースの仕組み
ほぼ全ての会社はリース契約をしたことがあると思いますが、念のため、リース契約の仕組みについておさらいします。
まず、リース契約の当事者としては次の三者が存在することになります。
当事者 | 内容 |
ユーザー(事業者) | リース資産を利用する会社 |
リース会社 | リース資産をリースする会社 |
サプライヤー | リース資産をリース会社に供給する会社(メーカーや販社など) |
リース契約を締結するのは、あくまでもユーザーとリース会社で、ユーザーとサプライヤーとの間には直接的な契約はありません。
リース契約のフロー
- STEP.1リース資産の指定ユーザーはサプライヤーとの間でリースを希望するリース資産を指定する
- STEP.2リース資産の申込ユーザーはサプライヤーとの間で特定した資産のリースをリース会社に申込む
- STEP.3審査リース会社がユーザーを審査する
- STEP.4売買契約サプライヤーとリース会社間で、ユーザーが指定した資産の売買契約を締結
- STEP.5搬入サプライヤーがリース資産をユーザーに搬入
- STEP.6売買代金の支払いリース会社はサプライヤーにリース資産の売買代金を支払う
- STEP.7リース料の支払いユーザーはリース会社にリース料を支払い、リース資産を利用する
- STEP.8リース期間満了リース期間の満了によりリース資産を返却する。ただし再リースすることもあり
セール&リースバックによる資金調達
通常のリースは、ユーザーが指定した資産をリース会社がサプライヤーから購入して、それをユーザーが借り受けることでした。
セール&リースバックとは、ユーザーが既に保有している資産をリース会社に売却し、そのまま事業者がリースを受ける契約のことです。
要は、事業者が所有している資産をリース会社に売却し、その資産を事業者がリースして使い続けるようなイメージです。略してリースバックと言われることもあります。
このセール&リースバックには、資金調達と同様の機能があります。
※ セール&リースバックもリースですので、リースと同様、リース料と利息をリース会社に支払う必要があります。
いずれにしても、金融機関から融資を受けることが難しい会社にとっては、セール&リースバックすることも資金調達の選択肢になります。